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リクルート社内での成長を徹底解説!6つのスキルの詳細編

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候補者A
候補者A

サウス・コーさん
前回、リクルートでの成長には6つのスキルと4つのスタンスという
ガイドラインがあるということは教えてもらったのですが
もう少し具体的に教えてください
※前回記事:リクルートでの成長を解説!6つのスキルと4つのスタンス

そうだよね。
じゃあ今回はまず、6つのスキルについて
事例も交えて紹介しようか!

サウスコー
サウスコー

リクルートグループグループ向け転職支援コンサルのサウス・コーです!
今回は、リクルートでの成長のガイドライン的な位置づけである
6つのスキルと4つのスタンスの中の、6つのスキルについて詳細を解説していきます。

これからリクルートで働こうと思っている方
働いたらどんな風に成長していけるのかのヒントになると思うので参考にしてください。

また面接時にはこれらのスキルの中でどこを意識すればいいのかも解説しています。

今日のコンテンツはこちら

6つのスキルのおさらい

まず、前回の記事でも解説しました、6つのスキルについておさらいです。

まず6つのスキルは下記になります。

  • 構造で捉え、俯瞰して見る
  • 分析的に捉え、問題を特定する
  • 筋の良い仮説を立てる
  • プロセスを作りこむ
  • ビジョンを打ち出す
  • 人を理解し、統率する

これをさらに大別すると

・見立てるスキル
└構造で捉え、俯瞰して見る
└分析的に捉え、問題を特定する
・仕立てるスキル
└筋の良い仮説を立てる
└プロセスを作りこむ
・動かすスキル
└ビジョンを打ち出す
└人を理解し、統率する

見立てる、仕立てる、動かすを戦国時代で例えると

いつもこの説明をするときに、わかりやすい例えが戦争や軍隊の例だったりするので
それで解説していきます。

もし、あなたが戦国時代の殿様だったとしましょう。
時は戦国時代ですから、天下統一を目指し、自国の領土を広げていかなければなりません。

そうしたときに、やみくもに隣の国に攻めたりはしないはずなのです。

見立てるスキル

ここで見立てるスキルが生かされます。
今の各国の、戦力、地形、内政状況等、それらを分析してターゲットを決めるはずです。

構造で捉え、俯瞰して見る

この分析の場面で大事になってくるのは、構造でとらえ、俯瞰して見るスキルになります。
どういうことかというと

「隣の国の戦力を確認したところ、いま飢餓でどうやら戦力劣っているらしいから、隣の国を攻めよう!」

って言われたらどうですか?

「いやいや、ほかの国は見ないんすか?」
「そもそも隣の国、山だらけで攻めるの超難しい気がするんですけど」

とか、いろいろ出てきそうですよね。

なので、日本全国を鳥の目で俯瞰しつつ、戦力、地形、内政などなど一定の戦略を練る上で大事な要素を構造的に把握する力が、大事になるのです。

ですが、戦国時代、そんなにやすやすと奪取できる領土なんて存在しませんよね。

分析的に捉え、問題を特定する

どこかの領土にターゲットを決めるにしても、簡単に奪取できない理由があるのが前提です。
その理由が、ターゲット先にある事もあれば、自国にあることもある。

それらを、「課題」「問題」と捉える事が必要です。

かつ、その課題は、解決できることが前提で
解決した際に、その国にとって物凄く大きな影響がある事

でないとだめなのです。

このあたりの課題特定の話はこちらの書籍がめちゃくちゃ参考になります。
長く愛されている名著です。

仕立てるスキル

なんとか、日本全国の各国の状況を捉えて、ターゲット国が決まりました。
そのターゲット国は、歩兵が10日以上歩きっぱなしでやっと到着するぐらいの距離感にありました。

「とりあえず、飯と、休憩のタイミングを適当にとればつくだろう」

とは考えないはずです。計画的なスケジュールを立てなくてはなりません。

筋の良い仮説を立てる

としたときに、その道中で

  • どんなタイミングで休憩をとればいいのか
  • どんなタイミングでご飯を食べればいいのか
  • ご飯は何を持っていくべきなのか

こういったことの予想が必須になりますよね。
そして、その予想のセンスが良くないとその軍隊路頭に迷う危険だってあるのです!

このセンスの良さを筋の良いという表現で
予想を仮説という表現で

表しています。

今まで多くの遠征を勝ち抜いてきた武将にこの予想をさせ、概ね予想の方向性は決まりました。

プロセスを作りこむ

ですが、その道中、もっと詳細に工程を決めておく必要があります。
移動する際の隊列はどうするのか?
馬のエサはどうするのか?
寝る時の隊列はどうするのか?

などなど、これら細かい工程を決めきって初めて
遠征に向かう事ができるのです。

ビジネスでも同じで、様々な不足自体を想定し
細かい工程をしっかりと決めておくスキルがビジネスの成功に必要不可欠であると
とリクルートは考えています。

さあ、細かい工程も決まりました。
あとは出発するだけ!

ですが、軍隊はどうも士気があがりません。
超モチベダウンしています。

どうしたのでしょう。


そうです、実は1か月前にも遠征があったばかりで疲れ切っていたのです。

・動かすスキル

この遠征で勝ち抜いて領土を拡大したら、どういう未来が待っているのか

そこを、幹部の武将たちで徹底的に会話をしました。
軍隊のみんなのモチベを爆上げさえて、奮い立たせるための
わくわくする未来はなんなのか?

ビジョンを打ち出す

実は次狙っている領土は、米の生産が日本で一番多い国でした。

そこに目を付けた武将たちは、こんなメッセージを打ち出しました。

「次の戦を勝ち抜けば、皆の家族の食糧難を一掃できるであろう」

と。
このメッセージを聞いた、軍隊の兵士も、またその家族もこの未来にすがって
モチベを爆上げさせたのでした。

これで無事に出発ができる。

人を理解し、統率する

ですが、人ってのは難しいのです。
幹部の武将の中に、実はあまり今回の遠征に快く思っていない武将がいました。

この武将の配下には、めっぽう強い鉄砲隊がいるので、
この武将の頑張りが戦果を分けます。

そこで武将は、その武将の考えていることを徹底的に傾聴し、理解をしました。

そのうえで、最終的に尽力してほしいという旨を伝え、統率することに成功したのです。

ビジネスの世界でもすべて一緒

これはイメージをしやすく、戦に例えましたが
ビジネスでも全く同じことが行われます。

これらのスキルをどのようにつけるのか?

では最後に、これらのスキルがどのような経験や指導をもとについていくのか解説します。

見立てるスキルをつけるには?

見立てるスキルは基本的には営業プレイヤーでは付きにくいと言われています。
自身の営業担当しているエリアなどの限定的な範囲では可能ですが
そもそも上位の戦略があるなかで、選択肢もあまり広く取れないのが実情です。

営業マネジャーになるか、企画職になるか

結論、営業マネジャーなどの戦略検討を職務にもつ役職までがんばるか
企画職を志望するというのが手っ取り早いですし

この見立てるスキルが弱い、課題のメンバーには
社内の人事異動でも、積極的に企画職への異動をすすめたりしています。

仕立てるスキルをつけるには?

次に仕立てるスキルですが、これはいろいろ立場、役職の人でも付けていけるチャンスがあります。

例えば、営業リーダーなどがまさにそうです。
営業マネジャーから、どこどこエリアの、なになに業種がどうやらキーポイントになっているらしいから、ここを攻めてほしい。攻め手任せる。

こういった形でミッションが降りてきたときがまさに絶好のタイミングです。

何人で、どれぐらいのタイミングで、どういう営業トークで攻めようか。

こういった事を決めていきます。


普通のプレイヤーでも、こういった推進をするミッションが降りてくると
仕立てるスキルが身に着けられます。

動かすスキルをつけるには?

ですが、これは想像に易いと思いますが
営業マネジャー、営業リーダー、営業プレイヤーどんな立場でも付けていくことができます。

リクルートの営業職の面接で見ているスキルは

上記した通り、過去の仕事で見立てるスキルや仕立てるスキルが必要なかった場合は、若手においては多くあります。

しかし、動かすスキルに関しては、人と接する誰しもが可能性のあるスキルになるので

ここのスキル観点は面接で確認されたり、意識した質問が来たりします。

本日は以上です!

最後までご覧いただきありがとうございました~!

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