
サウス・コーさん
転職エージェントにベンチャー企業の営業職のおすすめされたんですけど。
なんか勢いやわくわくする感じがあるんですけど実際どうなんですか?

そうだねー。
新規事業やベンチャーの営業って言っても
どんな段階にいる企業なのか、にもよるけども
サウス・コーがリクルートで新規事業の営業マネージャーをやっていた経験でいうと
・思考の柔軟性
・論理的思考力
・自走力
が絶対的に必要と考えているよ
ひとつづつ解説していくね!

リクルートグループグループ向け転職支援コンサルのサウス・コーです!
今回は、新規事業やベンチャーの営業職への転職検討者に向けて
ベンチャーの営業に必要な3つの素養を解説します。
サウス・コーはリクルート時代に一貫して新規事業系の営業や営業マネージャーとして従事してきたので、その観点でまとめたものになります。
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新規事業やベンチャーとそれ以外の大きな違い
まず、前提の部分から解説していきます。
まず新規事業やベンチャーと、それ以外の営業
そもそもその定義も難しいのですが
ベンチャーかそうでないかを決めるのは
「仮説を持っていてそれを証明しに行こうとしているのか否か」
だと思っています。
逆に言えば成功パターンがある組織、そしてその成功パターンの焼き直しをやろうとしている組織は、新規事業やベンチャーとはちょっと毛色の違う組織かなと思っています。
新規事業やベンチャーは、成功パターンがない中で成功パターンを作りに行こうとしています。
としたときに3つの要素がでてきます。
- 潤沢な金がない
- 人材が足りない
- 時間がない
という、超厳しい要素、条件、前提が出てくるのです。
そんな環境で必要な、営業としての素養が
- 思考の柔軟性
- 論理的思考力
- 自走力
なのです。
思考の柔軟性
まず、思考の柔軟性から。
この思考の柔軟性ってどんなことを指しているのか
簡単に言えば
一つの事に固執しない
今まで追い求めていた事を捨てられる
スピード感の高い戦略変更、方向転換についていくことができる
こういった事を指しています。
冒頭でベンチャー企業、新規事業の要素を話しましたが
あくまでも成功パターンを探しに行っている中なので
朝令暮改で戦略が変わる事なんて日常茶飯事です。
それが変わるたびに、いちいち無駄に立ち止まっていたら
事業成長が妨げられます。
お金がない中で最短ルートを探しに行くことが求められているベンチャー企業や新規事業の環境の中で、即座に方向転換しマーケットに出ていく営業が求められるし活躍するし、それを楽しめるのです。
論理的思考力
論理的思考力と言ってしまうと身も蓋もないのですが
めちゃくち大事です。
基本的に、ベンチャー企業や新規事業のヘッドをしている人たちは
かなりの切れ者、論理的思考力を持っている方が多いです。
まだまだ人が少ない中で、
仮説をマーケットで実際に確かめに行っているのは営業です。
ですからマーケットで得た情報や発見、兆しをしっかりと上に報告できるか
そして、その兆しを元に、その事業の論点をついた提言ができるか?はめちゃくちゃ重要です。
大きな組織の営業でありがちな
営業はこんなことが大変で~とか
営業の気持ちもわかってくださいよ~みたいなレベルの会話は正直あまりゆるされないし、そもそもそういった会話をしたいなら、ベンチャーや新規事業にいるべきでない。
あくまでも経営者マインドで、当事者意識をもって、マーケットと対峙できるか?
そこでつかんできた情報を元に、当事者意識をもって、正確に上に提言できるか?
そういった営業が求められています。
自走力
最後にこちら。
冒頭お伝えしたベンチャーや新規事業の欠損要素でもある通り
人材不足、お金不足といった状態の中で
マネージャーや上司におんぶにだっこ、という営業は足手まといでしかないのです。
おんぶにだっこ、それは何をするにしても自分で決められない人の事を指します。
自分で決める事には、責任が伴います。決めたことを履行し、その説明責任を果たせるか、その胆力の意味でも自走できなくてはなりません。
まとめ
ベンチャーや新規事業に欠けている要素
- 潤沢な金がない
- 人材が足りない
- 時間がない
営業として必要な要素
- 思考の柔軟性
- 論理的思考力
- 自走力
本日は以上です!
最後までご覧いただきありがとうございました~!
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